生活情報
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1.住居・使用人

日本人のほとんどは、ディフェンス地区またはKDA地区の一戸建て住宅に住んでいます。
生活については現地の人に支えてもらわなくては成り立たないことが多いので、クック、ドライバー、アーヤ(子守・ハウスキーパー)、チョキダール、(ガードマン)、スイーパー(掃除係)、マリー(庭師)、ドビー(洗濯係)等から必要に応じて雇っています。
 住宅は木材資源が少なくまた非常に暑いことから、天井が高いブロック積みの家となっています。
 

2.水・電気・ガス

 水は供給が安定していないので、夏などは水不足で生活に支障がでることもあります。また水質も良くないため、浄水器を通した後、煮沸して使用しています。
料理用や飲料用の水は、ミネラルウォーターや宅配飲料水を購入して使用する家庭も多いです。
 電気は夏場になると計画的に停電することが多くなるので、発電機を設置している家庭が数多くみられます。
しかし、新しい発電所も開設され年々電気の供給状態も改善されています。
 ガスは他の二つに比べて格段に供給状態が良く、安い料金で利用することができます。
そのため大半を占める貧困層の生活を支える貴重なエネルギー源となっています。

3.治  安

 残念ながらカラチの治安状況はけっして良くありません。現在テロ行為により部分的な地域で不安定な状態が続いています。
ストライキの日には多くの店が閉まり、車での通行も危険となります。
ストライキが実施された日には万一の危険を考え、学校は安全対策として臨時休校とするときもあります。(アメリカ同時多発テロによる影響で平成13年9月17日から平成14年1月7日まで臨時休校としました)
 また、これとは別に、邦人宅への浸入強盗、未遂事件、法人所有の高級車がねらわれると言う被害もここ数年の間には数件報告されています。

4.安全対策

 警備会社のガードマンを雇う家庭もよく見られます。(ガードマンは銃を携帯しています。)またプライベートのガンチョキダール(銃を持った門番)を雇うこともできます。
 多くの邦人家庭で犬を放し飼いしています。これは、犬を嫌うパキスタン人が多いためです。
また、カラチのほとんどの家には鉄格子がついています。塀を高くし、忍び返しをつけている家もあります。
 3.4.の文章を読んで何かと不安や心配を持った方もおられるでしょうが、毎日の生活はごく平和で危険地域に出かけたり、夜間の外出を避けたりしていれば日本人が危険な目に遭うことはほとんどありません。

5.食 生 活

日本食独自の材料と豚肉を除いて一応一通りのものはそろいます。特に魚介類は海に面していることもあって、新鮮な魚が手に入ります。
野菜はほとんど日本と同じ種類のものが食べられますが、ごぼう、山芋、枝豆、春菊、などはありません。果物に関してはカラチは天国です。
 アルコールは宗教上一切禁止ですが、外国人に限ってアルコールを買うライセンスを手に入れることもできます。日本酒、焼酎は手に入りません。

6.衣 服

 3月から11月過ぎくらいまで日本の真夏と同じ服装です。12月から2月までのカラチの冬は、トレーナーやセーター類も必要な時もあります。
 寝具は毛布や薄手の掛け布団も必要です。下着や靴下類はよいものはありません。めがねやコンタクトは、こちらでも安く作ることができます。

7.電気製品・家具

日本製、韓国製、ヨーロッパ製等豊富に売っていますが日本に比べて高いです。電圧は220Vですので日本から持ってくる場合はマルチタイプがいいですが、トランス(220Vを100Vに落とす)もこちらで手に入ります。 また、家具は全ての家具が調達できます。日本に比べて安価で、オーダーメイドも可能です。


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