Karachi情報
カラチはインダス河の三角州の西に位置し、アラビア海に臨むパキスタン唯一の国際港湾都市です。
1997年8月14日には、独立50周年を祝う式典が盛大に行われました。カラチの人口は、現在1千万人以上と言われています。
乾燥帯気候に属し、11月から2月までは日本の秋や春のような気候ですが、その他は真夏のような日々が続きます。5月・6月がもっとも暑く40度を越える日もあります。雨はほとんど降りませんが、7月・8月には数回短い時間の集中豪雨に見舞われることもあり、道路に水があふれ、交通渋滞になることもあります。
人口の97%はイスラム教を信仰し、少数派ですが、ヒンドゥー教徒(1.5%)やキリスト教徒(1.3%)もいます。イスラム教徒の国ですので飲酒、豚肉を食べること、肌を多く露出することなどは、慎まれています。
また休日は1997年3月より日曜日とされ、(それ以前は金曜日でした)祝日は太陰暦のため毎年変動するものもあります。
ジンナー廟
パキスタンの建国の父、ムハマッド・アリ・ジンナーさんのお墓です。
市街東北部の小高い丘の上にある真っ白い総大理石づくりのドームで、中の中央にお墓が置かれ、数人の衛兵が守っ ています。建物の荘厳さもさることながらカラチ市内をぐるりと見渡せるロケーションも素晴らしいです。庭も手入れが行き 届いているので涼しい時間に散歩なども気持ちがいいです。
パラダイスポイント
カラチ市中心部から、車で西へ1時間ほど走ったところにあります。
アラビア海の荒波に削られて、アーチ上にくりぬかれた岩壁が有名です。現在は上の部分が欠損してしまい、残念ながら アーチを見ることはできませんが、アラビア海の荒々しい波しぶき、それに興じるパキスタンの人々は一見の価値があります。
クリフトン海岸
アラビア海に面した遠浅の海岸で、夕方になると海から涼しい風が吹き込むので、夕涼みを目当てにたくさんの人が集まってきます。海岸沿いにいろいろな屋台が建ち並び、砂浜でもラクダや馬に乗せる商売や写真屋がいて、大変にぎわっています。
ディフェンスモスク
ディフェンスモスクは、カラチ市内最大のモスクで政府の援助と人々の寄付によって建てられました。
内部には柱がなく、音響効果がよいためドーム内のどこにいてもマイク無しでお話が聞こえます。
フレアホール
1865年に建てられたイギリス植民地時代の建物。
国立博物館
モヘンジョダロから発掘された品々や、ガンダーラ美術の品々が展示されてます。
チョーカンディー
中世シンド・イスラム王朝時代の墓石が約3000基砂漠の中に立っています。